同居生活、わずか1週間目に事件発生!!

同居生活が1週間を過ぎた頃のある朝、事件は起きた。なんと!トミーが家出したのだ!!

同居生活にも少しずつだけど慣れようと、家族皆が互いに気遣いをしながら過ごしていた。無論、誰しもがストレスを抱えている。それは当然のことであるし、同居前からある程度は覚悟していたので、「慣れるかしかない」「時間が解決してくれる」そう念じながら、ただただ淡々と日常を送ることを心掛けていた。だって、そうでしょう。どんなに嘆いたところで、同居生活はスタートを切った訳だし。

よやく少しずつだけど、家族のペースが分かり始めた頃に突如としてトミー家出事件は起きたのだ。

朝、cyanさんを見通しの良い通りまで送りつつ、私はその足を少し伸ばし、近所の24時間営業のスーパーに立ち寄る。これが同居生活が始ってからのもちゃこの習慣になっていた。今はコロナのこともあるし、朝に必要な物だけをササーっと買うのはなかなかプラスだ。朝早くのスーパーはお客さんとスタッフ合わせて5人位。空いてるのも良い。そして何より、cyanさんを送ったその足で直帰したくないのも本音である。

 

その日の朝もいつもの如く、cyanさんを送り、ちょこっとスーパーで買い物をし、帰宅した。すると、目に入ってきたのはトミーのマスク姿。

(こんな早くから散歩に行くのかなぁ)と呑気に思っていると、突如、トミーが言った。

「帰らせてもらいます。」

えっ???今何て言った??私がポカンとしていると、続けてトミーは「お世話になりました」と言い、荷造りをし始めたのだ。

さーちゃんと旦那君の方を見ると、二人共、疲れきりそして、呆れた表情をしている。

経緯を聞くと、昨晩、トミーと旦那君が意見の相違から軽い言い争いをした。でも、これはいつものことで、結婚前からそんな感じなのだからごく日常的なことだ。

しかし、トミーはそのことで一睡も出来ず、情けなくなり、気分も最悪なので、家へ帰ると言うのだ。*ちなみに、義理父母は自宅は残したまま同居を始めたので家に戻ることは可能なのである。

 

旦那君はトミーに謝罪をしたが、トミーの気持ちは変わらないようだった。私も旦那君の姿を見て、そうすべきだと思ったので、謝罪をした。「気遣いが出来ず、すみませんでした」と。

しかし、その5分後位に、トミーは逃げるようにこの家を出て行ったのだ。

さーちゃんは「一緒に行くか?」と聞かれたらしいが、「私は残る」と言ったらしい。今、一緒に戻っても喧嘩になるだけだと判断したらしい。

トミーが去り、あっけに取られた私達は、リビングに呆然とし座っていた。

本当、何が起きたのか?!頭が回らない。

 

約200キロの距離を車を走らせ帰宅したトミー。逃げるように家を出たトミーの背中に思ったことは(運転、気を付けて下さいね。高齢者なので・・・)ただ、それだけだ。

 

皆が「頑張ってやっていこう」と前向きに生活を送ろうとしていた中での突然のトミーの家出。

 

さーちゃんは「何か、スーッとした気持ちなのは何でかな」とつぶやくように言ったその言葉が静かな家に響いた。

 

cyanさんには帰宅後、「おじいちゃんが家に戻った」と隠さず(隠しようがないけど)伝えた。cyanさんは「そうなんだ」とだけ一言つぶいた。子どもなりに、孫なりに思うことはあったと思うけど、ただ一言、そう言った。

 

しかーし!!このトミー家出事件はこれでは終わらなかったのだが、この時の私達はあまりの急展開に誰も次なる展開を予想もしていなかったのだ。